2022年12月号(No.240)

(御 礼)

 本年も大変お世話になりました。来年は今年以上に頑張ります。来年もよろしくお願いします。今年最後のメッセージです。

(本 題)

 仕事柄、M&Aの話やその仲介業者さんとの業務提携の締結などをしますが、先月提携を結んだM&Aの仲介業者さんの情報量が多いのにビックリしています。

 というのもそこから毎日のように15件~20件程度のM&A案件(これらは全て売り案件です。)がメールで送られてきます。エリアは全国、業種も多岐にわたります。その中にはクリニック(有床や無床もあります。)や介護施設も多く含まれています。(会計事務所や社労士事務所などの士業もあります。)

 内容は大黒字会社もあれば大赤字会社・債務超過会社もあり、譲渡金額も数億円のものもあれば、要相談、100万円程度のものもあり、ととても買い易い金額です。それに仲介手数料が安いです。(大手のM&A仲介会社は最低の仲介料が2,000万円です。高いです。)

 さて、後継者難で赤字経営に悩む社長とM&Aについて話す機会も多いのですが、社長は先ず赤字だから売れない、との固定概念が強いように思います。実際、M&Aを積極的に行っている弊社の顧客もありますが、赤字会社・債務超過会社でも買っています。そしてその会社を立て直しているのを目の当たりに見ています。ですから、赤字だから売れない、との固定概念は捨てることが大事です。

 赤字会社・債務超過会社のM&Aのメリットは、

➀従業員の雇用を守ってもらえます。(年齢が高い社員の再就職が困難。)

②社長自身も売った後も社員として働ける場合も多いです。

③銀行等の借入金の連帯保証人も外れる。

④社長が会社へ入れているお金も返金の可能性が高いです。

⑤社長への退職金も支給される可能性もあります。

⑥株価は0円の場合でも譲渡価格は〇〇万円となる可能性もあります。

⑦一番は、経営や資金繰りでの悩みが解消される。 など

 会社を売ることは恥ではありません。一考の価値はあります。