2020年2月号(No.206)

 

 毎年私共の事務所では、年頭に「事務所の経営計画」を発表しています。もう20年以上行っている吉例行事で、数年前からは中間報告も行っています。そして今回から「経営計画」を2分類し、「とどろきWAY(事務所のルール・ブック)」と分けました。

 

 「とどろきWAY(事務所のルール・ブック)」は、経営理念や方針、事務所内で取り決めたルールを掲載するものです。その都度明示していたルールをこの中に追加していけば事務所内で取り決めたことが一覧で分かるので便利だと考えました。

 

 では「事務所の経営計画」での今年の戦略は、

1、「いいね」を増加させる

2、付随業務で売り上げを上げていく

3、顧客の紹介先を増やす       です。

 

1、については、昨年は業務拡大に通じる提案が多かった、と思ったからです。

提案をする、ということはいろいろと考えないとできません。会計事務所も首から上の仕事を増やしていかないと生き残っていけませんし、そのためにはこの提案は欠かせません。この「いいね」を増加させる戦略です。

 

2、については、本業も大切ですが、その本業に付随する業務も実は大切だからで、この業務が意外と収益性が高いです。昨年もM&Aは行いましたし、病院などの財務DDも多く請け負いました。この結果、スポット収入も増えました。がそれ以上に仕事に対する幅が広がり、仕事に対する取組みが各自変わってきたかな、と感じています。

 地方への出張も多くなり、仕事だけではなく、心身ともにリフレッシュしているようです。(地方の料理は美味しいですしね。)

 

3、については、やはり顧客数を増加させないと生き残っていけません。分母(土台、基本)を増やすから、分子も良くなります。昨年は約50件の新規顧客が増えましたが、既存契約の解除となる顧客もあり、実際の純増は半分にも満たないです。

 

 ※「経営計画」作成の重要性は認識していても、ほとんどの会社では作成していません。簡単な計画(一年間の売上計画だけ)でもOKです。必ず実際との乖離が出てきます。その原因を追究することが会社発展のヒントになります。是非、お試しを!