とどろきからのメッセージ「べらぼう・残業が好きな人には喝」

2025年3月号(No.267)

 今年も大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」をまねて「べらぼう」シリーズでいきます。

 中小企業の月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が50%以上になってからもうすぐ2年が経ちます。(時間外労働時間は法定45時間です。)

 弊社では時間外労働時間を45時間以内に収めるようにしています。個人確定申告時には残業が多くなるので、前年11月ごろから2月・3月に集中する仕事の分散を行っていますが、実際は45時間超の者もあり、悪戦苦闘中です。(弊社では毎月個人別の残業時間を明示し、減らす努力をしています。)

 皆さんは、「月の残業が100時間以上は原則として違法行為」と知っていますか。割増賃金を払えば、とういう問題ではありません。(特別条項付き36協定が締結されていても違法です。)

 このような制約があるのに、残業が好きな者が偶にいます。弊社でもいます。

昼間だらだら、夕方からエンジンがかかり、夜に絶好調、というわけです。

 それに仕事が好き、というよりも仕事が遅いので時間量を増やして対処しているのが現実です。

 仕事ができない = 残業が多い の構図です。

 残業などでのマンパワー対応ではダメで、会計事務所は首から上の仕事をしなければ生き残れません。

「働き方改革」というよりは、健康においても家族の団欒においても残業は悪です。

(ちょっと一言)

 私自身は、日頃17時ごろには事務所を出ます。(遊びや自宅へのためです。)

すると若手社員が帰り易いそうです。(数名の若手から聞きました。)確かに先輩が残っていると帰りづらいですよね。

 残業減には先ずは古株から帰社するのが一番かもしれませんね。

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