2020年10月号(No.214)
(環 境)
コロナ禍で自粛が続いている今日ですが、コロナに対する知識や経験も豊富になり、気分的にだいぶ楽になってきました。また、国も「GO TO」をスタートさせ、経済的にも後押しする政策を実行しています。内向きから外向きへと意識・行動も変化してきています。
しかし、事務所周辺でも「テナント募集」の看板が多くなり、飲食店などでは未だにコロナ前の60%程度とのお店も多く、今後は倒産・閉店の一層の加速が予想されています。
(決戦、秋の陣)
①戦略の見直しが必要な会社
非常事態宣言時はともかく、ここ2、3か月戦略上経営の立て直しが上手く行っていない会社は戦略を見直す必要があります。
というのも、今期は赤字決算だけれども来期は黒字決算を予想する会社があります。これはコロナ禍での戦略が正しいことを示していますが、このような会社は大変多いです。
ですから、見直した戦略の結果が悪ければ再度の見直しが必要となります。問題はこの再度の見直しを行っていない会社もまた多いのです。結果は座して死を待つだけになります。(残念です。)
②ギアを入れて一層の加速を狙う会社
コロナ禍でも業績拡大の会社も多くあります。ですからM&A市場は活発(理由は今まで以上に安く買えるから)で、多店舗展開での業容拡大(理由は家賃低下による出店条件の緩和)を狙う会社も多いです。
私共のお客様でも、飲食店を買い取り他業種への進出を果たした会社があります。理由は簡単でとても安く買えたとのことです。このコロナ禍でも十分に採算が合うということです。
ピンチをチャンスと捉えるか、ピンチのままうずくまるのか。今動かなければ明日はありません。