税理士法人とどろき会計事務所

河内 智哉

 本年10月1日、とどろき会計事務所は30周年を迎えます。30周年記念として、ホームページのリニューアル、事務所パンフレットや小冊子の作成等を行っています。

 小冊子リーダーは私を含め6人が選任されました。リーダーは、17項目の中から自分の書きたいテーマと、全社員の中から2人以上の執筆メンバーを選びます。

 私は「相続生前対策」のテーマを選びました。その理由としては、ここ数年、相続税申告や相続生前対策の営業活動を行っており、お客様との面談やセミナーで、このテーマの話をよくしていたからです。いつも話していることを小冊子に残したいと思いました。

 執筆メンバーは、同じグループに昨年入社した社員2人を選びました。相続案件に日頃から携わっているメンバーと小冊子の作成を行えば楽かも知れませんが、新人教育も兼ね、敢えて新人2人と作成することにしました。2人には、この小冊子の作成を通して相続をもっと知ってもらいたいと思っています。

 執筆に当たり、まずは相続に関連する書籍を読んで勉強してもらいました。書籍を選ぶのも勉強ですので、書籍は指定せずに、書店へ行って自分で選んでもらいました。私は書籍やコラムの執筆を過去に経験したことがありますが、その時に文章を書くことの難しさを実感しました。2人にもそれを伝えられればと考えています。

 小冊子にも記載しているのですが、相続の生前対策で一番大切なことは何でしょうか?それは、現状把握です。自分に万が一の事があった時にどの位の財産を遺族に渡すのか、その際相続税がいくら位必要なのかを、初めに認識していただくことが一番大切です。これをせずに有効な対策を講じることはできません。

 弊社では、財産診断シミュレーションという相続税試算ツールを用いて、お客様の現状把握のお手伝いを行っています。ご家族でご相続にお悩みの方がいらっしゃいましたら、担当者までお声掛けいただければと思います。