税理士法人とどろき会計事務所
小川 友妃

 私はコンタクトレンズの処方箋をもらう用事もあり、半年に一度程度眼科へ通っています。毎日パソコンに向かっているせいもあって、どんどん視力が悪くなっているような気がしていて、検査医の方に毎回「見えづらくなっている気がする」と伝えるのですが、視力検査の結果は「前回と変わらず」。

・・・何故?

一般的に20代を過ぎると近視は進まないと言われています。そもそも近視とは、外から取り入れられた光が網膜よりも手前で焦点を結んでしまい、ピントが合わない状態で、眼球の長さと大きく関係しています。そしてこの眼球の長さは、体全体の変化に合わせ、成長期に長くなる傾向にあります。そのため身長の伸びと同様、近視の進行も10代の頃が最も著しく、最終的には成人する頃までに止まるのが一般的です。 (http://eye-media.jp/ 「目ディア」参照)

でも、大人になってから目が悪くなったという方もたくさんいらっしゃいますよね?大人になってからの近視は、目の酷使によって進行していると考えられます。それがパソコンやスマートフォンの使用による、ピント調節筋の衰えです。

また、私のようにきちんと視力を測ってみると目は悪くなっていないのに、日常生活では目の衰えを感じる・・・という方も多いのではないでしょうか。私の症状は、夕方になると目がぼやけて遠くが見えづらくなる、というものですが、眼科医の先生に聞いたところ、日中パソコンやスマートフォンを見続けることで長時間近くに目のピントを合わせているため、遠くにピントを合わせるのが難しくなり視界がぼやけてしまう、とのことです。目の筋肉が凝り固まってしまうのですね。

これが続くとピント調節力そのものが低下し大人でも近視が進行したり、さらには近くも見えづらくなることがあるそうです。「スマホ老眼」と言われる症状です。

まだここまでの症状に至っていなくても目の疲れを感じている方は多いのではないでしょうか。デスクワーク、電車の移動中、昼休み、寝る前・・・いつでもPCやスマートフォンを手放せない時代となっていますが、時々遠くを見つめて目を休めてみて下さい。頭もリフレッシュして、思いがけないアイディアを思いつくなど、意外な副産物も生まれるかもしれませんね。