①取引口座が多い会社

 売上規模に比して取引口座が多い会社があります。その所有する大多数の口座の残高は数千円程度で主要な取引口座は2~3が実態です。(営業所が多く、その営業所毎に口座を所有していたり、また得意先との関係で口座が多くなっている場合などは除く。)

口座が多いと処理が煩雑になるし、管理も雑になります。実際は赤字会社にその傾向が見られます。(黒字会社は口座数は少ないような気がしています。)私は個人的には3~5口座が適正ではないかと思います。口座の整理も考えてみてください。

 

②関係会社が多くある会社

 5も10も会社を所有している社長(同族一族)がいます。節税目的や新規事業展開を踏まえて会社を増やしているようですが、数が多くなると経営・管理がうまくいかなくなります。請求書など同族間の処理も増えていきますし、それ以上に出来る方(責任者)がいろいろと兼務していくことになり、責任の所在が不明確になり会社の勢いが減速していく場合が結構あります(経営者が数社の経営をみるのは限度があります。)

 黒字会社の社長は2、3社の経営に力を入れ、それ以上会社を増やすことはあまり行っていないようです。(営業所でも支店でも開設はできるからです。)肥大化した組織(会社)をスリムにしていくことが利益を生む一歩ではないでしょうか。

 

③関係会社の決算期が異なっている

 関係会社の決算期が違う場合が結構あります。理由として節税目的のためが多いようです。取引には関係会社間取引もあり、その取引で調整しようとするからです。しかし、関係会社間取引は税務調査でとても目立つ所です(争点になる)し、会社間の利益を他の関係会社へ移していくと、本当のその会社の儲けが分からなくなってきます。

 数社を経営している社長がいます。全社が大黒字会社ですが、全て3月決算法人です。その社長曰く、「日本は年度で統計をとる。自分たちの会社が儲かっているかどうか、その統計と比較をしたいので3月決算にこだわっている。」とのことでした。なるほどなあ。と感嘆の一語です。儲かっている会社の社長の目線は違いますね。

 

④上記を踏まえて

 上記はあくまでも私見です。一概に言えないとは思います。しかし、確かに儲かっている会社は口座数も少なく、経営する会社も少ない場合がかなり多いです。経営管理には限界があります。いろいろなものをスリムにする努力をしてみてください。