2022年2月号(No.230)

   先月号の続きから、

   2022年の経営計画発表会(1月5日、6日開催)で全社員への3つの質問をしました。(前もって明示した内容です。)

➀あなたのライバルは誰ですか?

⓶何故、営業するのですか?

➂付加価値とは何ですか?(あなたの付加価値は何ですか?)

 

各事項に数名ずつ、回答をしてもらいました。どれも正解でした。ここでは私が考える参考意見を記していきます。

 

➀あなたのライバルは誰ですか?

   20年位前(スマホ誕生前)ですが、会議・勉強会のために通常よりも1時間早い電車によく乗っていました。その早い電車では多くのサラリーマンが日経新聞を読んでいました。おそらく各社の早朝会議参加のためでしょう。私は彼らがライバルだと思いました。

 彼らの中には、将来を含めた我々の顧客、コンサルや同業者もいたでしょう。ライバルと認知してもらって初めて土俵に立てるからです

 

②何故、営業するのですか?

 営業と考えるから難しいかも知れません。しかし、顧客の困りごとを解決する仕事であれは本来の仕事ではないかと思います。セミナー等で新規顧客を開拓することだけが営業ではなく、既存顧客の困りごとを解決する手伝いをして報酬をもらう。これも立派な営業です。

 実際は既存顧客の困りごとを解決することの方が大変多いです。会計事務所へ就職する者の異口同音は、「中小企業の役に立ちたい。」です。なら、問題解決の手伝いで報酬をいただくことは理に適っています。

 

➂付加価値とは何ですか?(あなたの付加価値は何ですか?)

 私は、(会計事務所の場合には)付加価値とは「評価」だと思っています。引き出しが多い者、安心を与えられる者、経営者目線で社長をサポートする者などは付加価値が高い者であると言えます。

 気を付けなければいけないことは、「評価」は他人(企業)が付けるということです。自分ではありません。