税理士法人とどろき会計事務所
井上 恭輔

 1990年代半ばからはじまった「インターネット改革」。いまや私たちの生活や仕事に大きな影響を及ぼしています。多くの機器や人々がインターネットを通じてつながる社会は、それまでに多くの人が予想していた未来と異なる、まったく新しい姿を示すようになりました。今回はそんな中でも「クラウド会計」が経理業務に与える影響についてお話ししたいと思います。

この「クラウド会計」という言葉、皆さんも一度や二度は耳にしたことがあると思います。代表的な「クラウド会計ソフト」に会計freeeやMFクラウド会計などがありますが、これらの会計ソフトの主な特徴は以下の通りです。
・会計データの自動作成
・会計知識を極力必要としない操作感覚
・インターネット環境さえあればいつでも使える最新の環境
・経理業務の同時進行

この中でも「会計データの自動作成」は、「クラウド会計ソフト」がこれまでの会計ソフトと異なる最大の特徴といえます。
「銀行の入出金明細」「クレジットカード」「交通系ICカード」など、業務上の経費となる基礎データはさまざまなものがありますが、これらのデータをもとに会計データを自動作成することで、経理業務の効率を飛躍的に向上させることができます。(クラウド会計ソフトを導入することで経理業務の生産性が50倍になったという調査データもあります。)
この会計処理の自動化が進むことによってこれからの経理業務に起きるインパクトは以下のものが考えられます。
・ヒトのコスト削減:経理体制、要員の縮小
・モノのコスト削減:会計業務にかかる投資の選別、不採算投資の中止
・時間コストの削減:決算スケジュールの早期化

これからはバックオフィス業務の効率化という観点からも、時代は流れてクラウド会計が主流になってくると思います。
当事務所でも会計freeeを使って既にクラウド会計に対応しておりますので、もし「クラウド会計」についてご興味を持って頂けましたら、ぜひ担当者にお声がけください。