税理士法人とどろき会計事務所
山口 直子

 新年明けましておめでとうございます。
年末年始、皆様はどのように過ごされましたか?
我が家では、毎年、1月2~3日は、母の実家に帰ります。私の祖父は、82歳ですが、とても元気です。朝早くから畑で作業したり、車に一人で乗って出かけたりもします。最近は、4歳の私の息子、つまり、ひ孫が来るのを楽しみにしています。祖父には、私を含め孫が4人いますが、ひ孫は特別らしく、とても可愛がっています。家族が大勢集まって、にぎやかなお正月です。

さて、今回は、弊社で毎朝行っている朝の朝礼についてお話します。
というのも、私は、朝の朝礼が好きなので、ぜひご紹介しようと思います。

朝礼は9時からスタッフ、10時からアシスタントで、毎日15分位行います。

スタッフの朝礼は、朝礼当番が作成したレジュメを読みます。当番は、全員の前に立ってレジュメを読み、読んだ箇所についてどう感じているかをコメントします。最後に笑顔の挨拶の練習をします。また、当番の人は、当番中に1度、3分間スピーチを行います。

アシスタントの朝礼では、一人一人、前回行った作業の反省を発表し、一人一人に部長がコメントを返します。そして、最後に挨拶の練習をします。

スタッフの朝礼についてお話します。
朝礼で読むレジュメは、当番になったスタッフが感銘を受けた本の中から、紹介したい部分をコピーして作成します。選ぶ本は、人それぞれです。ビジネス書や会社の社長・スポーツ選手・専門職の方々の自伝、自己啓発本等、選ぶ人の個性があり面白いです。
3分間スピーチは、日常生活で感じていることをスピーチします。各スタッフの意外な一面を知る機会でもあります。例えば、自分の部長が辛い物が好きだったこと、同期が前職では世界をまたにかけて仕事をしていたこと、好きなコーヒー店の良さを話す時のほんわかした笑顔、マラソン大会に出た話、自分と子供とのエピソード等、所内にいる姿とは違う姿を発見することができ面白いです。

私が、印象に残っているスピーチをご紹介します。
あるスタッフの方が、秋頃にお子様が誕生した時のスピーチです。その際に、お客様にたくさんお祝いの言葉をいただいたとのことでした。お客様のあたたかさを感じ、また、自分がお客様からどう思われているのかを感じたとのこと。そして、改めて、この仕事は良い職業だなと感じたということを話されていました。
私は、今は目の前の仕事に必死で、余裕がないことの方が多いです。でも、税務を通し、お客様のお役に立つことで、信頼関係を作ることができたら、また違う世界が見えてくるのだと感じました。私にとって、とても励みになるスピーチでした。

とはいえ、当番が回ってくると、いざ何の本を紹介しよう、何をスピーチしようと、とてもとても迷います。でも、自分の気持ちや考えを、たくさんの人の前に立って伝えるという機会はなかなかありませんので、貴重な場だと思っています。だから、今年も当番が回ってきたら、しっかりがんばろうと思います。

少し自分の抱負をまじえながら、今回は、朝の朝礼のことについて、お話させていただきました。
今年も、よろしくお願いいたします。