税理士法人とどろき会計事務所

古川 美陽光

 

 今年は台風15号、台風19号が猛威を振るい、浸水・停電・断水など日本各地に甚大な被害をもたらしました。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

 

 会計業界の採用活動は主に8月(税理士試験受験後)と12月(税理士試験合格発表後)に行います。弊社でも8人の新人を採用しました。現在は新人の研修期間でもあり、既にご挨拶をさせていただいているお客様もいらっしゃるかと思います。今回、採用活動に参加させていただいたメンバーの一人として、会計事務所の採用活動について紹介させていただきたいと思います。

 主に税理士試験受験生の就職活動の場として、専門学校主催の合同面接会があります。多数の会計事務所がブースを出しているので、一日で複数の会計事務所の話を聞いて回ることができます。弊社では、税理士受験生が減っている背景もあり、2年程前からブースを出さなくなりましたが、今年度は事務所全体で採用活動に力を入れ、再びブースを出すことに決まりました。

より良い人材を採用するためには、まず分母(応募者)が必要です。数ある会計事務所の中からどのように選んでもらうのか…。そこで他の会計事務所と差別化を図るため、様々な取り組みを始めました。

・TwitterやInstagramの開設

最近では会計事務所の雰囲気をSNSでチェックすることが多いようで、大手会計事務所でも取り入れているそうです。入社2年目の若手職員が提案してくれました。

・広告ページの拡大と資格手当の創設

 求人誌への掲載が以前は白黒A5サイズでしたが、今年度はカラーのA4見開き2ページまで拡大し、内容を充実させました。また、資格手当を創設したことにより税理士試験科目合格者の募集を増やしました。

・採用活動メンバーの選定

 事務所見学会や合同面接会の参加者に若手メンバーを選定しました。就活生と同じ世代の職員がブースにいることで、親近感が湧きブースに来やすい環境を作りました。

 

 上記以外にも多々工夫をした部分はありますが、今年度は時間とお金を掛けた甲斐もあり、応募者は過去に比べ格段に多く、目標に近い人数の採用が実現できました。しかし、採用して終わりではありません。これから一人前の職員に育てるため、事務所としても更に努力が必要になります。お客様のお役に立てる人財が一人でも多く増えるよう、事務所一丸で尽力して参ります。