税理士法人とどろき会計事務所

 新井 大慶

 

 コロナ禍でリモートワークへの切り替えが進んでいる中、納税のためだけに出社若しくは銀行や郵便局に行かれている方はいらっしゃいますでしょうか? 

このような状況下で密集地への外出が不安な方々に是非知っていただきたいのが、オフィスや自宅から納税ができる電子納税手続きの仕組みです。今回はこの制度について簡単にご説明致します。

 

電子納税は大きく区分して下記3つの方法がございます。

①ダイレクト納付

 e-Taxで電子申告をしたのちに、預貯金口座から振替で納付する方法です。申告から納付までをe-Tax経由で完結できるため、慣れれば手間の少ない方法です。電子納税では唯一、振替手数料がかかりません。

 初めてダイレクト納付を利用する際は、おおよそ1ヶ月前までに「ダイレクト納付利用届出書」を税務署に提出する必要があります。この届出は、ネット上で提出することができません。税務署に書面で提出をすることになります。

 

②ネットバンキング等での払い込み

 「登録方式」では、e-Taxで電子申告をしたのち、メールで通知される「納付区分番号」をインターネットバンキングやATMの納税画面に入力して払い込みをします。事前の手続きは必要ありません。

 「入力方式」の場合は、ルールに従って組み合わせた「納付目的コード」を使って、インターネットバンキングやATMから納付を行います。e-Taxは、利用登録まで済ませておけば利用可能です。

 

③クレジットカードでの払い込み

 e-Taxを利用して電子申告・徴収高計算書データの送信又は納付情報登録依頼をした後に、メッセージボックスに格納される受信通知からアクセスして納税を行います。

他にも「国税クレジットカードお支払いサイト」を利用する方法等もあります。

 

  毎月支払わなければならない源泉所得税のような税金ほど、電子納税を導入することで、大幅な業務の効率アップが期待できます。経理のようなルーティーンが多い業務ほど、インターネットやITを利用して効率UPを検討してみはいかがでしょうか? ご不明点ございましたら担当者へお問い合わせ下さい。