①NHK・連続テレビ小説「わろてんか」(ヒロインは葵わかなさん)が先月末で放送終了となりました。(残念です。)私は、数年前からこの朝ドラの大ファンです。今回の作品は、吉本興業の創業者・吉本せい氏が題材だと聞いています。

ドラマの中での会話、葛藤などがワクワク・ドキドキととても楽しいのですが、それだけではなく、「どうやって事業を拡大したんだろうか?成功のターニングポイントは?人を惹きつけるコツは?」など経営という面からもとても参考になります。

日本経済新聞に掲載される「私の履歴書」も同じです。

4月2日からは、新連載がスタートです。皆さんも如何ですか。

 

(参考に NHKオンラインより)

わろーてんか【笑てんか】 笑ってください。笑ってほしい。

「 古来、笑う動物は人間だけだといわれてきました。その真偽は定かではありませんが、少なくとも笑いは苦しさや悲しさから逃れるために、人間が長い年月をかけて獲得した<生きるための技術>であることは確かなようです。でもしばしば、私たちは笑うことを忘れてしまいます。

もし、あたなの周りにそんな人がいたら、やさしく「わろてんか」(=大阪の魔法の言葉)と話かけてください。 」

 

 

②労働債務

先月、お客様の依頼により、貸借対照表の中身が適正か、などの財務デューデリを行ってきました。業務提携を結ぶのか、資本参加するのか、M&Aを行うには、その企業の収益性と財産内容が重要な位置を占めます。(要は企業価値を決定するからです。)

既報2015年2月号(146号)でも書いたのですが、今回の企業でも労働債務に対する引き当てがかなり希薄でした。退職金規定があれば、その原資を積み立てなければなりませんし、賞与は支払いベースではなく支給対象期間で債務と認識しなければなりません。付随する社会保険料も加味します。決算では、一度これらの労働債務を計算し、改めて金額などを把握しておくことをお勧めします。