2022年9月号(No.237)

 前号の続き。

 今年の私共の採用は、既報の通り、➀「青田買い」による新人の採用と②会計事務所経験者の採用という両輪を走らせる戦略です。でも、現状これがなかなか難しいと痛感しています。

➀については、ここ数年来行ってきているもの(「青田買い」=会計業界がサラな人間、との位置づけ)で、年齢も若く(多くは20歳代)、教えるのは大変ですが、一回理解してもらうと飲み込みも早く、また成長もはやいです。

 今夏も2名の採用が決定しています。2名は20歳代前半で、うち一名は現在大学4年生(2023年4月入社)です。

②については、教えた人材が他事務所への転職も多く、ここらで他事務所経験者(教育もされている人材を採用したい)との考えで、会計事務所経験者の採用、となったのです。

 実際蓋を開けると、40半ば以上の応募が多く、また、数多くの転職を経験(1年程度で会計事務所を転職)するなど、とても採用まで踏み切れない人材の応募が多かったのが現実でした。

 また、経験者=色がある者、との構図になるので、かえって事務所や上司の方針に反する考え方の者であるかもしれません。

 この経験者は、1名の採用が決定しています。30歳半ばで、税理士試験の受験勉強も継続していきたい、との希望です。

 ですので、現在3名の採用が決定しています。まだ9月に入っても媒体では募集をかけているので、もしかしたら追加採用できるかもしれません。

 結論としては、(何が正しくて何が正しくないかは)分かりません。今年の採用を検証し、来年は今年以上の成果が上げられる戦略を模索していきたいです。