2022年8月号(No.236)

 会計事務所業界の採用は夏がピーク。というのも税理士試験が毎年8月(年に一回)にあり、その流れで大手簿記学校が合同面接会を開催したりと、夏は人の流れが一段と流動化する季節です。

 私共でも、クラウド会計、ペーパレス、テレワーク、フリーアドレス、Web会議なども実施していますが、でもやはりマンパワーも必要になります。(少子化の流れや働き手の質の低下などで業界を問わず人手不足のようですが。)

 また、毎年一定数ですが退職者も出るので、その補充も兼ねての採用でもあります。

今年は採用活動について(7月の「ちょっと一言」にも触れていますが、)例年と違って、一部媒体を変更し、その媒体の登録者へ直接私共からオファーをかけられる内容です。

 でもこの媒体での反応が今一で未だ成果がでていません。7月にも面接を行いましたが、私共が欲しいと思う人材に出会えていません。(8月もその媒体で採用活動ができるのでチャンスはまだあります。)

 8月初旬には例年通り、大手簿記学校の合同面接会にも参加します。こちらは毎年の年中行事の一つとなっているので、ある程度の成果は期待できそうです。

 でも、税理士試験の受験生や、昨年からの傾向だと思いますが現在大学4年生などの現役の学生(来年4月入社希望者)も多く、「青田買い」としての採用になる傾向です。

 先日も、大手簿記学校の求人誌に私共が掲載されていたということで、私共の採用活動について業界の先生から質問を受けました。その先生の事務所も退職者が多く、やはり採用についての方法の見直しを考えている最中にその求人誌を見かけたとのことでした。

 私の回答が参考になったか如何かは分かりませんが、例年通りの方法は難しくなっている昨今だと思います。

 私共では、「青田買い」による新人の育成と会計事務所経験者の採用という両輪を走らせる戦略です。成功しますように、と祈るだけです。