Q. 源泉所得税とは何ですか?
また、法人でやらなくてはいけない手続きは何ですか?
源泉所得税とは、給与、報酬などから天引きされる所得税のことです。
所定の方法による計算が必要です。
法人では、以下の報酬等について源泉所得税を計算・天引きし、国に納付する必要があります。
- 法人の役員や従業員に支払われる報酬、給与
- 弁護士、税理士等の特定の資格を持つ人などに支払う報酬・料金
- 原稿料や講演料
- モデルや外交員などに支払う報酬・料金
- 映画、演劇その他芸能、テレビジョン放送等の出演等の報酬・料金
- 芸能プロダクションを営む個人に支払う報酬・料金
- ホステス等に支払う報酬・料金
- その他一定の報酬
また、源泉所得税は原則として、給与などを実際に支払った月の翌月10日までに国に納付しなければなりません。
例外として、給与の支給人員が常時10人未満である場合には、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書を提出することにより、源泉所得税を半年ごと年2回にわけて納付することができます。
※ 納期の特例とは、上記①②について源泉徴収をした所得税について適用されるものであり、その他の源泉徴収した所得税については適用されません。