お酒の起源

税理士法人とどろき会計事務所
小川 友妃

 暦の上では春とはいえ寒い日が続いています。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
暑い夏はキンキンに冷やしたビールが最高ですが、今の季節はビール以外のお酒を呑む機会が多く、最近日本酒やワインをよく嗜んでいます。今はどこのお店に行っても多種多様なお酒が飲めますが、そもそもお酒とはいつ頃から飲まれているのでしょうか。

そのルーツを辿ってみると、諸説ありお酒の種類によっても違いますが、古代メソポタミアのシュメール人は紀元前4000年頃にはビールやワインを飲んでいたようです。
では日本酒はどうでしょうか。「日本酒」というくらいですから日本が発祥のように思いますが、日本酒の起源とされる「口噛み酒(くちかみさけ)」はアジア各地で古くから造られていました。
口噛み酒とは、お米を口に入れて噛んだものを容器に移し、それを発酵させてお酒にしたものです。日本酒はお米のデンプンを糖分に変えて(麹がこの役割を担っています)、その糖分をアルコールに分解する(これは酵母の役割です)ことで生成されますが、昔は麹を使う技術がなかったため、唾液が麹の代わりを果たしていました。(お米を噛んでいるとだんだん甘くなってきますが、これがデンプンが糖分に変わる瞬間です!)
ちなみにこの「口噛み」の作業は巫女さん(若い女性)の役目だったそうです。

日本酒はお米から造られますから、日本での口噛み酒の始まりは稲作が伝わった弥生時代とされており、その歴史は比較的浅いものです。
最古のお酒はワインなどの「果実酒」とされていますが、これは果物には最初から糖分が含まれているため穀物と違ってデンプンから糖分に変える作業が必要なく、自然に出来やすいためだと考えられます。木からもいだ果物を器に入れておいたら空気中の自然酵母の働きでいつの間にかお酒になっていた、というお話です。
蒸留酒(焼酎・ウイスキー・ブランデーなど)もその起源は定かではないのですが、蒸留の技術はやはり古代メソポタミアに既にあったようです。その後時を経て、中世の錬金術師たちが蒸留の技術を発達させ、錬金術と共に各地に広まっていきました。
「お酒」の起源ははっきりとはわかっていないのですが、太古の昔から人々の間で親しまれていたようです。

仕事帰りにちょっと一杯。そんなとき弥生時代や古代メソポタミアに想いを馳せながらお酒を呑んでみてはいかがでしょう。ストレスや疲れも和らぐかもしれません。

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