
2025年10月号(No.274)
今年も大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」をまねて「べらぼう」シリーズでいきます。
9月初旬に同業者の勉強会があり、その時の講師は、業界超大手(従業員数
1,500人超)の税理士(50歳、創業者、代表者)でした。その講演内容に衝撃を受けたのでここにまとめてみます。
(売上について)
本業の経理・申告業務では利益がでないので、プラットホーム(保険販売、不動産仲介、コンサル、社労士などの士業集団を組織)を活用して利益を上げているとのこと。グループ全体で200億円弱/年商とのこと。
(会計事務所は何らかのプラットホームを持っています。)
(採用について)
・経験者は採れないので未経験の中途採用者中心を採用し、教育する
・毎年1万人の応募があり、約300人を採用している(30人に1人の割合)
・給与水準は上場企業並み
・離職率は気にしない(結構高い)
(その他について)
・会計事務所は営業会社と定義
・基本Webと紹介で顧客獲得(現在は銀行提携は止めた)
・税理士業はサービス業、スピードこそクオリティー、仕事は奪い取れ
・リスクヘッジを徹底・・資格停止、損害賠償、労働問題、税理士会
・捨てる戦略・・ボリュームゾーン以外は捨てる、法人税務も相続も同じ
・レッドオーシャンで勝ってこそ、その先に利益がある
(まとめ)
とにかくすごかった、の一言です。トップを目指す、規模拡大を目指す、とはこのようなことですね。まだまだ私は甘いです。