2023年3月号(No.243)
3月は個人確定申告の真最中ですが、この申告を通して昨年(2021年分の申告)と様変わりしたと思われることがあったので、ちょっと記してみます。
➀売上UP?
弊社では某個人タクシー組合の組合員さんの確定申告を請け負って申告業務を行っています。組合員さんの多くは昨年と違って今年(2022年分の申告)は売上が大幅にUPになっています。(所得税もそれに合わせて高くなっています。)まあ、このコロナ禍で売上が大きく落ち込んでいましたので。
一昨年・昨年は補助金・支援金収入などで雑収入が膨らんでいました。収入構造が元に戻った感じでコロナ前に近づきつつある、との実感です。
但し、未だに低迷している業種業態もあり、明暗が分かれています。
②介護保険への加入増?
多くの皆さんは、確定申告で生命保険料控除を適用していますが、この中の介護保険への加入が年々増えている?ような気がしています。また、一般の保険や個人年金よりも介護保険への加入が多いようです。
コロナや高齢化に伴う不安が加入増となったのではないかと思います。
➂倒産・廃業が増?
コロナ融資の返済が始まると倒産・廃業をする個人(企業)が増加すると言われていますが、残念ながらそのような兆候があります。
これは個人にも法人にも言えます。貸借対照表(財産・債務の明細)の現預金額よりも銀行等からの借入金額がはるかに多く、そんなに持たないだろう。との実感です。
また、コロナ前の80%程度まで売り上げが回復、との報道もありますが、
原価高、人件費高、人手不足などの要因も大で、厳しい経営も続いています。
是非、頑張ってこの困難を乗り切ってもらえたらと思っています。