Q. 遺産分割案の検討ですが、具体的に何を行えば良いのでしょうか?
遺言書の作成や、生命保険の活用などが考えられます。いずれにせよ、 後々、相続人同士で争いが起きないようにすることが大切です。
1. 遺言書の作成
法定相続分どおり遺産分割ができれば何も問題ないのですが、相続人のうち特定の人にだけ多く財産をあげたい場合や、子供がおらず、配偶者と両親または兄弟姉妹が相続人となる場合等には遺言書を作成しておくことが大切です。遺言書の作成においては遺留分に留意して、後々、相続人同士で争いが起きないようにすることが肝要です。
遺言の種類には、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類があります。各種の特徴については、下図の通りです。
2. 生命保険の活用
生命保険は受取人が指定できるため、確実に指定された者に財産を渡すことが可能です。こちらも遺産分割の一つの有効な手法と言えます。