令和7年分路線価が発表されました

税理士法人とどろき会計事務所

宇野 真由子

 令和7年分の路線価が、7月1日に発表されました。

 路線価とは、道路に面する土地1㎡あたりの価格で相続税や贈与税を計算する際に用いられます。公示価格の80%程度となっています。

 今年は全国で前年比2.7%増と4年連続で上昇、東京都内48税務署の最高路線価は全て上昇し、うち27地点では10%以上の上昇とのことです。

 最高価格は、40年連続で東京都中央区銀座5丁目「鳩居堂」前で、1平方メートルあたり4,808万円、2位は渋谷駅前のスクランブル交差点で、1平方メートルあたり3,440万円でした。1平方メートルあたり4,808万円というのは、はがき1枚で約71万円だそうです。

 訪日客に人気のエリアで特に上昇しており、長野県白馬村や北海道富良野市では前年比30%以上の上昇となりました。東京では浅草雷門通りが前年比29%の上昇となっています。

 弊社がある豊島区も過去5年を比較してみるとかなり上昇していました。

【豊島区東池袋1丁目 グリーン大通り】

令和7年分1,388万円
令和6年分1,257万円
令和5年分1,167万円
令和4年分1,127万円
令和3年分1,151万円

  

 路線価が上昇すると、土地の評価額が上がり資産価値は増えますが、相続税や贈与税の負担も大きくなります。過去に試算した金額よりも高くなっている可能性がありますので、この機会にご自身の財産評価を改めて試算してみてはいかがでしょうか。

 財産評価や相続税試算のご相談も弊社にて承っておりますので、お気軽にお問い合わせください!

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