2024年11月号(No.263)
今回も大河ドラマ「光る君へ」をまねて「光るシリーズ」でいきます。
➀時給1,500円
2020年代に最低賃金を全国平均で時給1,500円に引き上げることを政府は議論する、との記事を目にしました。(東京ではおそらく2、3年後には時給1,500円になる、と予想されます。)
賛否はとにかくこの物価高(今後も一層物価高になる。)ですから働く方は高賃金の会社へ就職します。つまり、時給1,500円を払えなければ、人手不足は解消されず、企業は衰退していきます。(時給だけの問題ではなく賃金全体の傾向です。)
生き残るためには、高収益を上げ高賃金を払える会社に、が必要です。
②セブンイレブンが買われる
カナダの会社がセブン&アイに買収提案、との記事に皆さんも大変驚いたことでしょう。セブンは買われないと思いますが、コンビニ業界世界No・1企業であり、高収益、好業績、効率経営のセブンがです。(ずっとセブンは買う側と思っていたので。)
世界的な評価基準は時価総額ですから、時価総額が世界的に見て低いセブンはいつでも買収対象となります。
セブンの対策は、10年程度で売上げを倍、ヨーカー堂(不採算事業)の分離などを発表しています。(売上増のために他企業のM&Aも一層仕掛けるでしょう。)時価総額を上げることは急務です。
➂船井電機が破産手続きへ
OEM(相手先ブランドによる生産)で一世を風靡した船井電機がまさかの破産とは、ビックリです。2000年代は存在感があったようですが、中国家電の低価格製品の攻勢で窮地に追い込まれていたようです。
ブランドを持たない、つまり相手のブランドに頼るOEMは相手先のブランド力が高い時しか有効ではないですね。
(感想)
時代の流れが一層加速しているように感じます。経済番組で、10年先を見据えて商品開発を行っている会社をよく聞きますが、そのような会社は現在でも好調な業績のようです。多分、内部が活性化しているので、元気なのですね。見習いたいです。