2023年6月号(No.246)
大河ドラマにちなんで、今回もどうするシリーズです。
物価高騰で社員の賃上げが叫ばれている昨今、弊社でも4月の昇給時には社員へ多めのUPをしました。社員にはそれなりに喜んでもらったとの自負があります。が、やはり利益を圧縮することになり、経営の安定・安全が脅かされ、資金不足から設備投資などが後退すると効率や機能の低下に繋がりかねません。そこで、報酬の値上げに踏み切ることにしました。
契約によっては不採算(例えば、業務工数・時間に見合った報酬ではない。また、期限など弊社との取り決めを守ってもらえない顧客など)のお客様には特に契約の見直しがし易いのでは、との思いから値上げ交渉を実施した次第です。最終判断としては、全てのお客様へお願いすることにしました。
先ず、全てのお客様へ「報酬料金値上げのお願いの通知」を出しました。この通知は、料金の値上げだけではなく、業務の見直し(例えば、紙ベースからデーターベースで資料を送ってもらう。訪問回数を減らしてもらう。Web会議に変更してもらう。などです。)も含んでいます。
また、お客様の事情もあることから、全て個別対応としました。つまり、変更金額や業務の見直しは、お客様と担当者が話し合いで決めます。もちろん変更時期もです。
有難いことに、多くのお客様からは、弊社の立場も理解していただきました。「しょうがないね。」と報酬UPや業務の見直しにも協力して頂いています。
4月半ばごろから変更していただける客様が多くなってきました。5月31日現在では、弊社のお客様の約5%が変更契約を終えています。また、この件での契約解除は未だありません。(大変ありがたいです。)
報酬の値上げは、弊社の評価、つまりは担当者の評価だと思っています。お客様の期待に一層答えられる事務所になることを一番に考え、行動していくことが求められています。がんばります。
6月から、この見直しのお願いが本格化していく見通しです。よろしくお願いします。