とどろきからのメッセージ「カリスマとイエスマン」

①「 過去3度インタビューしたゴーン会長は少し話しただけで、経営能力が高いと分かる人でした。ビジョンや戦略が明確でロジカル。分からないこと、できないことはごまかさずそう言いました。そんな彼が過ちを犯したのは、経営トップとは「権力」である、と認識していたからではないかと推察します。

本来経営トップは意思決定をし、責任を取る「機能」にすぎません。

 

 イエスマンに囲まれていると自分が特別な力を持つ存在だと誤った認識を持ちがちで、それを正す人がいなければ暴走につながる恐れがあります。 」

 

( 日経ビジネス 2018年12月3日(No1969)

  編集長の視点「怪物ゴーンを生んだ人  カリスマとイエスマン」より )

 

 あのカルロス・ゴーンが、と思った方も多かったと思います。そして内容が明らかになるにつれ、捕まって当然、と思われた方も多かったと思います。中小企業では、ワンマン社長が多いので、結果イエスマンも多くなります。注意が必要ですね。

 

 

②「権力は腐敗する、絶対的権力は絶対に腐敗する」アクトン卿 

(業界の大先輩のメルマガより)

 

③お金の使い方

 会社の経理を見させていただいている会計事務所としては、日ごろから社長がどんなに良いことを言っていても、お金の使い方でその社長の力量が分かります。お金には色がありませんからね。会社の経理担当者も会計事務所と同様だと思います。ですから、経理担当者が資金使途に対してしっかりとした認識があり、社長に苦言を言える人材であれば、その会社は腐敗しません。

 

 苦言を聞くのは耳が痛いです。ですからイヤです。でも、その苦言を言ってくれる方はもっと大変なんです。そう認識して、少しは苦言に耳を傾けてみたら如何でしょうか。見える世界が違ってくるかも知れません。

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