2023年10月号(No.250)
大河ドラマにちなんで、今回もどうするシリーズです。
10月1日から消費税のインボイス制度が導入されました。(ここ1か月は毎日のように消費税のインボイス制度がマスメディアを賑わし、また反対意見も多く、実際実施されるのかも不透明でした。)
会計業界も来年1月に実施される「電子帳簿保存法」と合わせて大きな課題となっています。インボイス、電帳法は企業側にも負荷を強いる制度なので、制度は分かっているけれど対応は難しいという企業が多く存在するからです。
弊社でも今年初めごろから対策を検討し、お客様と相談しながら進めていましたが、実際に上手くいったかどうかは不明です。
実施に対するルール(通達など)も多く明示(場合によっては毎週のように発表)されているので、この確認が弊社全体で何処まで把握できているのかも不明です。ルールが細かく、対応できないのが現実です。
国としてもこの制度を定着させようと柔軟な対応を示しています。
2023年9月13日の日本経済新聞(たぶん3大新聞はじめ多くのメディアが取り上げていたのではないでしょうか。)には、大きな見出しで「大口・悪質な事例に限定」と国税庁長官がインタビューに答えています。
「軽微な記載のミスを確認するための調査はこれまでしてきていない。記載事項(の不備)をあげつらうような調査はしない。制度の定着を図ることが当面重要な課題」との内容でした。
この記事から分かることは、大口・悪質でない。当面定着を優先。などです。
ですから、インボイスに対応するコツは、
➀とにかく先ずやってみる。②完璧は二の次。➂慣れたら精度を上げていく。④2、3年の猶予期間はありそうなので、猶予期間中にやる。 ですかね。
一番いけないのは、➀分からないからやらない。②周りもやっていないから自分もやらない。➂どうせ調査は来ないだろう、と思うこと。 などです。
頑張っていきましょう。応援しています。